「偽ブランド品」転売で利益 足立区議“罰金刑”伏せ初当選
ピンクのブルゾンを着て、つい先日まで東京・足立区で選挙運動を繰り広げていた人物。
3日前に投開票された足立区議選で初当選した、立憲民主党の和田愛子区議(38)。
和田区議の選挙活動の様子(ツイッターより)「ただ会議に出るだけで3,000円の車代が払われる、そんな政治家の利権。これをわたしはなんとしても変えていきたいと思います」
「2児の母」、「民間の感覚を大切に」と訴えて区民の支持を獲得した和田区議は、ある事実を公にしないまま区議選に出馬していた。
足立区議選が告示される前の2023年3月、警視庁に商標法違反の疑いで書類送検されていた和田区議。
捜査関係者などによると、和田区議は2022年5月、フリマアプリを通じ、人気ブランド「アニエスベー」の偽のバッグ1点を8,300円で売った疑いが持たれている。
かつてメガバンクの行員だったという和田区議。
自らのウェブサイトには、蓮舫参院議員と手を取り合う写真も掲載。
さらに、子育て世代の目線から政治を変えるとアピールしていた。
和田区議の選挙活動の様子(ツイッターより)「卵の値段が10円から30円に上がりました。わたしたちの給料は変わらない。仕方ないことなんですが、なんとかならないんでしょうか」
一方で、偽ブランドのバッグを販売した疑いで書類送検されていたことについて、選挙期間中、言及することはなかった。
和田区議を知る足立区民からは、「いつもニコニコして、会うと『よろしく』とあいさつしていました」、「(書類送検されたことについてどう思う?)それはいけないことだと思った。(和田区議に)入れた方はわからない」などの声が聞かれた。
偽ブランド販売疑いで書類送検されたことについて、FNNがインタビュー取材を求めたところ、和田区議から文書で回答が寄せられた。
和田区議「ことし3月に書類送検されたことは事実です。(偽ブランドバッグが)模造品だと明確には理解していませんでした。利益が出るから販売しようと安易に考えたのは、私の未熟さ故の過ちだと認識しています」
そのうえで和田区議は、選挙告示前の5月9日に罰金20万円の略式命令を受け、納付済みだと述べた。
こうした中、和田区議が24日午前、立憲民主党に離党届を提出したことが明らかになった。
犯罪の感覚も大事に!
さすがだ脱帽
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