「全ての国民の安心に留意する」“修正”LGBT法案の新たな条文に当事者からは…私たちの存在は「誰かの安全を脅かすことなのか」【news23】|TBS NEWS DIG
衆議院の委員会で可決された「LGBT理解増進法案」の修正案に性的マイノリティの当事者たちが強い懸念を示しています。問題になっているのが「全ての国民の安心に留意する」との文言です。
性的マイノリティへの理解を促す「LGBT理解増進法案」が衆議院内閣委員会で可決されました。この法案は自民党が直前に日本維新の会と協議を行い、修正したものです。
論点となっていた「自らの性をどう認識するか」の表現については、自民党が維新などの案を“丸のみ”した形で、▼「性同一性」という表現を▼「ジェンダーアイデンティティ」に修正。
この修正に野党は…
立憲民主党 安住淳 国対委員長
「訳すと面倒くさいからみたいな話で、ジェンダーアイデンティティなんて言葉をそのまま法律に使うなんて、日本の保守政治家のやることではない。恥ずかしい話」
さらに法案には▼「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」との条文が新たに加えられました。
当事者からは、懸念の声もあがっています。
LGBT法連合会 林夏生 代表理事:
「LGBTとされる人々に対して理解を進めるということが、そんなにも誰かの安全を脅かすことなのか。私たちの存在ってそのようなものとして社会に認識されているのかと思うと本当に辛くなります」
法案は6月16日に参議院で可決・成立の見通しです。
追加ソース
時事通信
LGBT法案「危機感覚える」 衆院委可決で支援者団体会見―東京
LGBTなど性的少数者への理解増進法の修正案が衆院内閣委員会で可決されたことを受け、支援者団体などが9日、東京都内で記者会見した。性的少数者に関連した取り組みが今後抑制される恐れがあるとして、「修正案に危機感を覚えている。最終盤で崖から突き落とされた気持ちだ」と訴えた。
「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長は「審議はマジョリティーの方を向いていて、困難に向き合う当事者の視点はなかった」と強調。委員会を傍聴した「Marriage For All Japan」(マリフォー)の松中権理事は「期待を裏切られた気持ちでいっぱい。当事者が安心して暮らせる社会にしてほしい」と訴えた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023060901048&g=pol
関連記事
LGBT法案 維新・国民案の「『性同一性』を『ジェンダーアイデンティティ』に」に、自民党の保守派要望の「女性の権利が逆に侵害されるおそれがある」に配慮し「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」と追記することで合意 衆院委で可決へ https://t.co/I07oeZBZaI
— アノニマス ポスト NEWS|時事ニュースYouTube動画とネットの反応 (@ano_Tube) June 9, 2023
法律は全ての国民に適用される。
であれば、全ての国民が当事者となる。
これが拒否されたら法律違反だよな🤗
安心して生活できるよう留意するに対して辛くなるだなんて罪悪感持たせるような言葉を使うのはおかしい
複雑化して悪用する輩もいるんだろうから
不安になる人々の気持ちも思いやれないのか
楽天市場