「インドネシアの高速鉄道工事で再び中国に入札の要請」のニュースに思う インドネシアでのチャイナパワーは絶大 日本は太刀打ちできない?【アノニマスポスト コラム】


 

インドネシアの高速鉄道入札で、また中国が入札に参加するかもしれないというニュースを目にした。

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俺がインドネシアでチャイナマネーの絶大な影響力を知った経験を、思い出話ではあるが、書き留めておこうと思う。

俺は長くダーティーな仕事をしていた。

10数年前の話だが、俺はある仕事の依頼でインドネシアに行くことになった。

俺の仕事のホームグランドはフィリピンで、インドネシアへは行ったこともなかった。

インドネシアに対しての知識も「世界最大のイスラム国家」ということくらいしかなかった。

とにかくインドネシアでは右も左もわからないので、インドネシアでの仕事の段取りを、広島では「顔利き」といわれていた人物のA氏のところへ頼みに行った。

A氏は俺よりも先にインドネシアへ行き、空港まで迎えの者をよこしてくれるという。

俺は関西空港からガルーダ航空で一旦バリ島のデンパサール空港まで飛び、そこでトランジットでジャカルタまで飛んだ。

ヘビースモーカーの俺としては辛くて長い時間だった。

ジャカルタの空港に着き、さあこれから入国審査という時に、一人のインドネシア男性が流暢な日本語で俺に声をかけてきた。

「〇〇(俺のこと)さんですか?」

俺がそうだと答えると、「パスポートを貸してください。入国審査はやっておきますので。」と言って、俺からパスポートを受け取ると、細い通路へ案内してくれた。

通路を抜けるともう空港の外だった。

俺は入国審査も受けずにインドネシアに入国したことになる。

広島でA氏が「〇〇(俺のこと)さん、フィリピンも何でもアリの国ですけど、インドネシアも何でもアリの国ですよ」と笑っていたが、「なるほど何でもアリやな」と思った。

先ほど俺がパスポートを渡した男と外で合流しパスポートを受け取ると、もちろん入国のスタンプとビザのシールが貼ってあった。

男が運転する高級車で空港からジャカルタ市内まで高速道を走った。

夜も遅かったため、外の景気はよくわからなかったが、いかにも日本のゼネコンが造った高速道路らしく、料金所、車線の感覚、ガードレールの形など、日本の道路を走っているような感覚だった。

長い時間走ったように記憶しているが、着いた場所は大きなディスコだった。

男は「ここでA社長が待っています」ということだった。

店内は若者で賑わっていた。

お立ち台でタイ人女性数人がミニスカートで踊っていた。

天井の高い店内の、壁づたいに長い階段があり、そこを昇っていくとVIPルームに案内された。

VIPルームはとてつもなく広く、畳でいえば30畳か40畳くらいはあったように思う。

部屋の中央にコの字でソファーが配置してあり、広島のA氏と、インドネシア側のスタッフ数人、A氏と昵懇の女社長が座って待っていた。

早速、インドネシアのビール(ビンタンビールだったか)で乾杯をしてスタッフや女社長の紹介を受けた。

A氏が「女の子に躍らせましょか」という合図で、女社長が店のスタッフに何やら話していたが、ほどなく全裸のインドネシア女性が4人部屋へ入ってきて踊り始めた。

イスラム教国というとで、少しばかりの堅苦しさと息苦しさを覚悟していたが、それが吹っ飛んだ瞬間だった。

後から女社長の話では、インドネシアでイスラム教の教えを真面目に守っているのは国民の20%ほどだと教えてくれた。

あまりにも意外だった。

 

 

次の日の夜のもA氏は俺を夜の街へ案内してくれた。

場所はジャカルタ市内のブロックMという区域。

そのあたりは日本人経営の店が多く、日本人向けのスナック、居酒屋、焼き鳥屋、寿司屋、ナイトクラブなど、100件以上はあったろうか、店舗がひしめき合っていた。

その内の一軒の居酒屋に入って腹ごしらえ済まし、ナイトクラブへ行った。

随分と盛り上がって時間を忘れていたが、店のスタッフが閉店を告げにきた。

「えっ?もう?」と思ったが、A氏が言うには、こういった店はイスラムの法律で営業が12時までと決められているという。

12時を越えて営業をすると罰則があるのだそうだ。

しかたなく外に出たところで、A氏が「もう一軒行きましょう」という。

車で暫く走って行った先は大きなビルで、ビル全体が一軒の風俗店となっていた。

レジャービルのようになった造りで、エスカレーターで上がっていくと広いフロアーがあり、そこここに女たちが屯していた。

こちらのグループは中国人女性、あちらのグループはロシア人女性、またあちらのグループはタイ人女性と、数か国の女のグループが談笑をしながら客待ちをしていた。

俺たちはまたバカでかい部屋へ案内された。

「では女性を」との案内で、次々に女性が入って来る。

まずは中国女性が十数人、誰も指名しないとわかると入れ替わりにロシア女性が十数人、また次にはタイ人女性が十数人と続いていく。

そのどれもが日本の中国ハブ、ロシアンパブではちょっとお目にかかれないような、ファッション雑誌のモデルかと思うような美貌だった。

この店は女性を指名すると、ソファーの横についてくれ、その後同ビル内の、日本で言えばソープランドの部屋へ行き、その女性が最後まで相手してくれるのだ。

そしてこの店の営業は24時間営業。

さて、さっきまでの日本人街の店は12時閉店なのにも関わらず、どうしてこの店は24時間営業できるのかとA氏に聞くと「ここは中国人経営ですから」という。

詳しく聞くと、中国人は賄賂でインドネシアの政治家たちを篭絡しているという。

華僑の連中にはインドネシアの政治家でもなびく。

そしてこの国の法律さえもいいように変えさせてしまうのだとか。

この店以外にも数件の店を翌日も案内してもらったが、そのどれもが24時間営業、もしくは深夜12時閉店のイスラムの法律などお構いなしだった。

もちろんこれら全て中国人経営の店だった。

俺はこの時に思った。

日本人はよその国でもその国の法律を律儀に守り、波風を立てることなく仕事、生活をする草食の小動物のようなものだ。

それに比べて中国人は完全にその国に入り込んで手中に収める猛禽類ともいえる存在だ。(これはフィリピンにおいても同様だが)

「こりゃあ中国人には勝てへんな」というのが俺の素直な感想だった。

話を最初に戻すと、高速鉄道入札で、前回は中国とインドネシアに煮え湯を飲まされた日本。

インドネシア大統領がわざわざ日本に来てまで安倍首相に詫びを入れたにもかかわらず、またしても中国の参入によりどうなるかわからなくなった。

やはり大統領がどう言おうが、その下の大臣や役人は中国マネーどっぷりなのだろうと思う。

中国マネーによる賄賂漬けにされたインドネシアで、日本が太刀打ちするにはそう容易なことではないだろう。

「インドネシアは何でもアリの国ですよ」と笑ったA氏。

世界で中国と互角に戦うには、やはりある程度の豪胆さ、時にはアンダーグラウンドな事にも手を付ける狡猾さが必要なのではないだろうか。

 

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