【異例事態】サンマ“入れ食い状態”漁港に釣り客殺到(2022年11月15日)
連日サンマが釣れているという漁港から報告です。
(若槻麻美ディレクター報告)
15日午後4時からだんだんと人が集まり始め、光に集まるサンマの習性を利用して発電機でライトをたきながら、サンマを釣っている姿が多くみられます。
皆さんがお目当てのサンマですが、海を見ても濁っていてサンマの姿を見ることはできません。ピークの時は海面にたくさん泳いでいる姿を見ることができ、入れ食い状態だったそうです。
地元の人によると、13日までは釣れていましたが、外海が荒れだした今ではサンマの姿を見る機会が少なくなったということです。
ただ、15日もサンマは確実に釣れています。
1時間ほどで釣り上げたというサンマを見せてもらうと、大きさは十分です。
この辺りではサンマが釣れることは珍しいことなので、気候変動や海水温が高くなっているのではないかと心配する声も聞かれました。
関連
「お祭り状態」サンマが次々…2時間で200匹!ナゼ港に大群
一方、北の海には異変が訪れていました。水面に光を当てると、跳びはねる大量の魚の群れ。ここは北海道北部、雄武漁港。別の場所にもライトをかざすと…。これ、サンマの群れだというんです。
別の漁港ではサンマのうわさを聞き付け、集まる釣り人たち。地元の漁業組合によると、ここまでサンマが出てくることは非常に珍しいことだといいます。
それにしても釣り上げてから、たったの15秒ほどでまさに入れ食い状態。
なかには2時間でおよそ200匹を釣り上げるツワモノも。
釣りたての活きのいいサンマを刺身にして楽しむ人もいました。
午後4時です。だんだんと暗くなってきた網走港です。人が集まっています。皆さん一定間隔で釣り糸を海にたらしています。
狙いは、やはり…。
釣り人:「狙い?サンマ」「サンマで来ている」「サンマ」「(Q.サンマ入っている。これはどうした?)これ今釣れた」
なかには光でサンマが集まるように、発電機を持参する人も…。
釣り人:「(明かりで)魚が集まってくる。これはセラミックヒーター。これは温めるやつ」「(Q.缶コーヒー)飲み物とか」「(Q.身体が冷えるから?)そうです」「(Q.かなりの長期戦を予想?)長期戦じゃない、今晩が勝負」「(Q.どれぐらい釣ろうと思っている?)100)」
釣具屋ブルーマリンch.西川健太さん:「しびれましたね。もう最高。平日でも(釣り人は)100人単位でお祭り状態。最近では漁師もとれない状況のなか、大量に釣れるのは近年まれにみる状況」
そうです、うれしい声が上がる一方、素朴な疑問が…。
そもそもサンマは不漁だったのでは、ということ。ここ10年、サンマの漁獲量は下がる一方でした。
しかも、釣れている場所は堤防。
最近では、大漁のサケの遡上。さらに脂ののったブリなど、北海道各地で漁獲量が増えていましたが、なぜここまでサンマは増えたのでしょうか。
網走水産試験場・田中伸幸研究主幹:「オホーツク海から(サンマが)入ってきて、それが今、水温の低下とともに沿岸に暖かい水があるので、沿岸に寄ってきているのではないか」
釣って楽しい食べて美味しい最高やん
漁師がこんなとこにはサンマなんかいないよって思ってる場所にいたりすんじゃないの?
楽天市場